先週末、ASIS CTF Finalsがあった。どういうわけかは全然しらないけど、これまでASIS CTFに問題提供をしてきたptr-yudaiが今回は問題提供していなかった。どういうわけだろう
それはよくて、ASIS CTFといえばfactorealだ。factorealというのはASIS CTFのfounder(?)で、crypto分野に明るい人という印象がある。Crypto CTFも多分主催している気がする(し問題を全部作ってるんじゃないかな……と思う)けどどうなんだろう。確かな自信はない。
factorealは度々面白い問題や難しい問題を作る一方で、解けない問題や過剰なguessを要求する問題も作ったりしていてよくわからない。また、おそらくCrypto以外はそんなに得意じゃないようで、過去のASIS CTFではpwnやrevはptr-yudaiやhkさん*1が提供していたし、Webもそうなんじゃないかな……。
で、今回のASIS CTFだけど正直Cryptoはおそまつなものだったと思う。Cryptoは4問出題されたけど、どれも似たような難易度で似たような問題だった気がするし、どこかで見たような問題で正直に言って面白くなかった。CTFのFinalでこれが出てきたらかなりがっかりする。まあ、ASISのFinalは誰でも参加できるし、勝っても特に何もないのでFinalというのは名ばかりという気はするけど……
一方でpwnは面白かったらしい。まあpwnはhkさんが作っているらしいので順当というところなのかな。PPCは面白かったらしいが、これはfactorealが作ったんだろうか、全然わからない
そういう感じでASIS CTFには辟易していたわけだけど、なんかチームメイトが頑張っており2位だった。すごい。
そのころ私はCryptoを全部解いて、これじゃ不完全燃焼だといってひとりでBackdoor CTFの問題を見に行っていた。
Backdoor CTFはよく知らない。見に行くと、時折見る使いにくい謎のプラットフォームでのCTFだった。このプラットフォームなんなんだろうな。
謎のプラットフォームで、あんまり解かれている様子はなかったが、とりあえず問題は見た。問題は見たけど、なぞだった。mDLP
という問題と MDH
という問題が提供されていたっぽいけど、どちらも MDH
というディレクトリ以下のパスで問題が配布されていた上に、mDLP
の方はリンクになっていて、MDH
の方はパスだけが表示されていた。結局これを解いて得られるフラグは多分 mDLP
のものだったようで、じゃあMDH
はどこに言ったのかというと、わからない……
わからないけど、この問題はおもしろかった。とランダムなベクトルが見分けられますか、という問題で散々頭をひねって格子の上に乗るか考えてみたり、対角化してどうにかならないか考えてみたけどわからなかった。これは面白かったので、この問題だけをもってこのCTFを良かったと言っても良いと思っている。他の問題は見てない*2。
結局この問題はわからなくて、困った。特に運営のDiscordとかはなくて、謎Chat プラットフォームだけが提供されていたけど、閑古鳥が鳴いていて、運営すらいるか微妙な様子だった。じゃあCryptoHackのDiscordに聞きに行くか、と思ったけど、↓のような理由であまり期待できなくてやめた。
まーcryptohackで聞けという話ではあるんだけど、開かれた場所で聞いても誰が答えるのか微妙になってしまって最終的にちゃんと答えまでたどり着けないんだよな。こういうの聞ける場所ほし〜(チームがあるじゃろ……?
— theoremoon (@theoremoon) December 26, 2021
それで後になってから、kurenaifサーバーのことを思い出して聞いてみたら、みんな考えてくれて、最終的にだこつさんが解いてくれて解き方まで教えてくれた。私は惜しいところまでは行っていたけど解き切れていなくて差を感じたけど、ありがたかった。kurenaifサーバーは今後もこういう機会があったら活用していきたいし、なにか力になれそうな質問が来たら答えたい(けど、rbtreeとかrkm0959とか、だこつさんとか強い人がいくらでもいるので*3私の出番はないかも)。